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「リエゾン-こどものこころ診療所-」第5話

ヤングケアラーの少女。
第5話ネタバレです。







原作未読。
今までのように子どもの障がいではなく、
ヤングケアラーの子どものケアがテーマ。
色々考えさせられることが多くて、
同時に先週と全く別のドラマを見ているようで。
脚本が違うというのはこういうことかという・・・。

第5話
「さやま・こどもクリニック」で働く臨床心理士の向山和樹は、
小学校でスクールカウンセラーを務めている。
ある日の教師たちとの会議の席で、6年3組の足立茜の話を聞く。
担任の話では茜の母・由香が脳梗塞で
右半身に麻痺が残ってしまったという。
両親は離婚調停中で一年前から父親とは別居状態、
一人っ子の茜が家事全般をやっているという。
茜は成績も良く私立中学を目指していたが、
塾にも通えなくなり受験に失敗してしまったという。
ヘルパーさんには毎日来てもらっていることや、
茜がしっかりした子だからと他の教師たちが言う中で、
向山は茜との面談を申し出る。
ところが茜は自分がヤングケアラーだという認識はなく、
特に困っていることはない、大丈夫だと言うばかり。
家庭に立ち入ることができないからと学校は放置のスタンスだが、
向山は茜が気がかりだと遠野志保に話していたところ、
それを聞いていた佐山は
茜には話を聞いてあげる大人が必要だと言う。
佐山の言葉に後押しされた向山は
茜との面談を継続することを決意する。


佐山卓(山崎育三郎)と向山和樹(栗山千明)。
ふたりの間の絶対的な信頼感のきっかけと、
足立茜(古川凛)を自分に重ね合わせる向山自身の経験。
向山は自分の行動を「お節介」と言ったけれど、
学校もヘルパーも父親さえも見て見ぬふり。
受験を失敗し、疲労を溜め込んでいる茜。
向山が動かなければもっと大変なことになことになっていた。
滝川治(岡田義徳)・悠里(浅田芭路)のことを
川島雅紀(戸塚純貴)が「さやま・こどもクリニック」に
相談を持ち込んだことで父娘は救われた。
気付いているのに気付かないふりをする、そんな大人が多すぎます。
佐山の言葉は重い。

「福祉は申請主義ですから。」
結局これに尽きると思うのね。
どうなると介護のサービスが受けられるのかとか、
介護認定って何?とか公的支援のシステムとか、
当事者になって初めて知ることの方が圧倒的に多い。
申請するにしても制度自体、
ソーシャルワーカーに教えてもらったり、
こちらが調べたりしないと利用以前に知らないということもたくさんある。
茜の日常を改めて言葉で聞いて涙する足立由香(奥菜恵)。
自分の体が元に戻らない現実と不安でいっぱいの彼女と、
母を支えるという責任感でいっぱいいっぱいの6年生。

「あなたはあなたの人生を生きなさい。」
向山が茜にかけた言葉はそのまま、
向山が母に言われた言葉だったんですね。

このドラマ。
TVerで観ているのですが、今回は色々考えてしまいました。
それにしても脚本が違うということはこんなにも・・・。
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テーマ : 最近のドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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