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「心の傷を癒すということ」第1話・第2話

自分の将来の進路を決めた時。
そして自分の住む街が被災地になった時。
第1話『神戸、青春の街』・第2話『僕たちの仕事』ネタバレです。


現在日テレで『ZIP!』を放送している時間、
以前は『ズームイン!!朝!』でした。
いつものように『ズームイン!!朝!』を見る・・・はずが、
1995年1月17日の朝は「?」「?」「?」だった記憶がある。
阪神・淡路大震災と命名されるのは後になってからのこと。
あの朝はあまりの光景にとにかく呆気にとられたというか、
状況が飲み込めなかった・・・。
何日か後の放送で読売テレビの三浦アナが
商店街(?)の瓦礫の山を前に「もうこれは、神戸じゃないです!」と
叫んでいたのを思い出す。
そして福留アナの神戸に入って被災地や被災者のリポート。
「お父さんが・・・」と泣いている女性に
「お父さん(のこと)ですか?ご主人(のこと)ですか?」と
声を掛けている。
このカメラに映り込みたくておどけているお馬鹿たちを
福留さんが怒鳴ったのはこの時じゃなかったかしら。

・・・あれから25年も経つのか。

第1話『神戸、青春の街』
安和隆は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、
自分が何者なのか模索していた。
やがて親友の湯浅と同じ神戸大学の医学部に進む。
大学では高校時代から心酔していた精神科の永野教授の影響で
精神科医を志すが、父・哲圭から猛反対を受ける。
映画をきっかけに出会った同じ在日の終子と結婚。
精神科医として三十代の若さで医局長となり、
充実した日々を過ごす和隆が暮らす神戸の街を、
1995年1月、大地震が襲う。


阪神・淡路大震災で、在日の精神科の医師が
被災者の『心のケア』に当たったという話は知ってはいましたが、
日本におけるPTSD研究の先駆者となった安克昌氏を
モデルにした話だそうです。

優等生の兄・智明の影に隠れて内気だった和隆が
自分の出自を知った時。
安田和隆は本名ではないと知った時。

高校生になった和隆(柄本佑)は
精神医学の権威・永野良夫(近藤正臣)の本に強く惹かれていく。
東京大学に進学した智明(森山直太朗)に続き、
次男の和隆が医学部に行きたいと言ったとき、
父の安哲圭(石橋凌)はどれだけ誇らしかっただろう。
和隆が精神科医になると聞き、失望する父。

今も精神科の敷居は決して低くはないが、当時は一層・・・。

映画をきっかけに出会った終子(尾野真千子)と結婚。
娘に恵まれ、精神科医として働いている時に
阪神・淡路大震災が起きる。

第2話『僕たちの仕事』
大地震が起きてすぐ、安和隆は勤務先の病院に向かう。
そこで目にしたのは野戦病院さながらの光景だった。
自分の無力さを痛感した和隆は、
精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける。
そんな中、旧知の日報新聞社文化部の記者・谷村英人は
「精神科医から見たことを内側から書いてほしい」と
和隆にコラムの連載を依頼する。
終子と娘を大阪の実家に避難させる一方で、
和隆は避難所を回り、被災者に寄り添う日々を送る。
ある日、終子の声が聞きたいと電話した和隆は
弟の壮介から終子が倒れたこと、
そして父・哲圭の事業が傾き始めたことを聞かされる。


地震のショックに加えてやっと避難してみれば、
体育館は人があふれて、荷物や救援物資で足の踏み場もない。

結城理恵(谷村美月)は非日常の衝撃を引きずることを
夫から責められ、精神的に不安定になっている。
和隆は静かに理恵の話を聞いていく。

新聞記者の谷村英人(趙珉和)も無力感に苛まれている。
和隆がかけた言葉で谷村の表情が柔らかくなる。

停電が続いても一緒にいたかった。
大阪は停電もない。食べ物も不自由しない。
でも一緒にいたかった。
訪ねてきた和隆にそう話す終子は
「神戸にはばちがあたったんや」と言われて傷ついている。
人としてどうよ!という心無い言葉を聞いても、
和隆は怒鳴ったりしない。
そういう人は怖かったんやろな・・・。
夫の言葉に表情が安らいでいく終子がいる。

言葉の力って・・・。

体育館で髪を掻き毟っていた女性は
第一話で和隆が引き止めようとして間に合わなかった
急性アルコール中毒の患者ですよね?

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ジャンル : テレビ・ラジオ

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