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「ぼんくら」第七話

店子たちのその後と長屋の心。
第七話『仕組まれた出奔』ネタバレです。
ぼんくら(上) (講談社文庫)ぼんくら(上) (講談社文庫)
宮部 みゆき
講談社
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鉄瓶長屋で店子たち続々と消えている出来事。
井筒平四郎はそれは湊屋の企てであることまでは探り当てたが、
その裏に何が隠され、何故そうしているのかは謎のままだった。
そこに辻井英之介が壷信心のあと長屋を出た大工一家の消息を知らせてくる。
やはり湊屋が店子の追い立てを企んでいるようだが、
狙いが分からない。
平四郎は今回の出来事の引き金になった八百屋の一件に疑いを抱き、
弓之助は桶職人の父娘ことも気になると言い出す。
平四郎は岡っ引きの政五郎に権吉とお律のことを調べて欲しいと頼む。
やがておでこが平四郎の屋敷を訪ねてくる。


茶店を開いて幸せそうな大工一家に、
父の博打で売り飛ばされそうになり姿を消したお律(清水くるみ)と、
その父・権吉(越村公一)。
・・・鉄瓶長屋から店子が引っ越していくことに見え隠れするのは
湊屋総右衛門(鶴見辰吾)の影・・・どころか、総右衛門の意思そのもの。

ただ今回メインで描かれたのは井筒平四郎(岸谷五朗)曰く
『長屋の心』のお徳(松坂慶子)。
おくめ(須藤理彩)がお徳から聞いたところでは
久兵衛(志賀廣太郎)から何度も佐吉(風間俊介)の悪口を聞かされ、
佐吉のことを良く思わないように仕向けられていた。
人を悪く言わないお徳があれほど佐吉に冷たかったのは、
差配人としてただ若いからではなかった。
久兵衛への義理立ての方がより大きかったのだ。
ただ、久兵衛のこの話は八百屋の事件の前のこと。
ということは佐吉が差配人になったいきさつがまた変わってくる。
久兵衛は湊屋が経営する料亭・勝元の番頭で忠実な使用人。
見え隠れするのは湊屋総右衛門の意思。

おくめのあせもは夏だからではない。

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テーマ : 2014年 テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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