「JIN-仁- 完結編」第11話(最終話)
写真と手紙。
記憶と揚げ出し豆腐。
第11話(最終話)『完結~時空の果て
…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』ネタバレです。
記憶と揚げ出し豆腐。
第11話(最終話)『完結~時空の果て
…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』ネタバレです。
![]() | 『JIN―仁―』完全シナリオ&ドキュメントブック 東京ニュース通信社 2011-06-29 by G-Tools |
綺麗なそして個人的に好きな感じの最終回でした。
江戸では西郷を中心とする新政府軍と
「彰義隊」を名乗る徳川家に仕えていた旧政府軍(旗本たち)の間で
大きな争いが起きようとしていた。
仁は会津に向かう松本良順から
江戸が総攻撃にあった際の西洋医学所への指図を頼まれる。
頭痛は酷くなり手足に震えが出てきた仁は
残された時間に限りがあることを意識し、
自分の医学の知識を残さず仁友堂の医師たちに引き継ぎ、
死後は自分を解剖するようにと話す。
恭太郎は勝からフランスへの留学を推薦されるが、
坂本龍馬暗殺のきっかけを作ってしまったこと、
旗本としての自らの進むべき道を悩んでいた。
そして新政府軍が「彰義隊」に攻撃を仕掛けると聞いた恭太郎は、
ある決意を胸に家に戻る。
自分が会津に旅立った後の西洋医学所医学所を
仁(大沢たかお)に託す松本良順(奥田達士)。
仁の求めに応じ野戦病院に現れ、
治療に参加した医学館の多紀元琰(相島一之)。
前回シリーズから積み上げてきた本道と蘭方のエピソード。
"本道の先生方と蘭方の医者が手を取り合って。"
咲(綾瀬はるか)のこの一言で、
憑き物が取れたように自分を取り戻す恭太郎(小出恵介)。
一方で助けられた身体で足を引きずって、
命を捨てるために行く榊原(津田寛治)の姿が
痛々しくまた哀れでした。
揚げ出し豆腐は咲の方が上と言われて、
恭太郎を睨む栄(麻生祐未)(苦笑)。
恭太郎の手紙に呆然とし、
上野に向かおうとする咲を呼び止め、
"お前まで行かないでおくれ"と懇願。
そして感染症が悪化する咲を見舞って欲しいと言われ、
"自分の足で帰ってくるように"と言い放ち、
"自分が姿を見せたら咲が(自分の病状を)悟ってしまう"と
涙をこぼし・・・。
そして仁のタイムスリップの真相。
咲の病気の特効薬と知りアンプルを探し回るご一同。
・・・橘家ならお掃除もきちっとしていたはずですし、
江戸の街中・・・6年も落ちていたままですか?(苦笑)
あの日の急患が倒れていた場所を思い出してタイムスリップ。
現代に戻って重傷を負って救急車で病院に運ばれ、
南方医師の執刀で胎児方腫瘍を摘出。
包帯男となってアンプルと救命セット、ホルマリン君を持って
非常階段に。
追ってくる南方医師ともみ合うようになり
ホルマリン君が手から離れ・・・南方医師とともに転落、
姿は消えてしまった。
残された仁は・・・。
意識が戻ってみれば仁は着物ではなく洋服姿。
腫瘍は普通の良性のもので胎児型などではない。
執刀したのは杉田(戸次重幸)。
戻ってきた今はかつていたではない。
江戸での6年間・・・でも時間の進み方も違う。
未来(中谷美紀)が眠っているはずの病室には
見知らぬ患者の名前。
現代(本来の世界)に戻って腫瘍を摘出しても、
咲を助けることは適わない、
これから身元不明の人間として生きていくしかないのなら
これ以上の悲劇はないと思っていましたが、
ホルマリン君が時空を超える時に辻褄は合わせていくらしい。
タイムスリップも歴史の書き換えも
タイムパラドックスも龍馬(内野聖陽)の声も
野口(山本耕史)解説で一応納得。
ただ、第一シリーズで何度も出てきた万華鏡。
歴史が変わる象徴だと思っていたけれど、
案外並行した時間軸を移動したのかなーと。
途中から未来の写真が消えたのもそのせいかなーとも。
発見より前に日本に土着のものとして使われていたペニシリン。
幕末から近代に"仁友堂"の名は刻まれ、
佐分利祐輔(桐谷健太)、山田純庵(田口浩正)、
福田玄孝(佐藤二朗)らも写真とともに。
そして橘家一家4人での写真。
生死を彷徨った咲は恭太郎が拾ったアンプルで助かった。
船中九策実現に奔走した恭太郎は
回顧録を書いているくらいですから一角の人になったのでしょう。
独り身を通した咲の血の繋がらない孫?(曾孫?)から、
揚げ出し豆腐が好きな仁に手渡された手紙。
・・・これが第一話の冒頭なのですね。
あの時代に南方仁が生きていたことは証明できない。
龍馬と映した写真から姿は消えている。
佐分利や山田、福田ももう一人の先生はいないと言ったらしい。
でも咲の記憶には・・・確かに自分がいる。
顔も名前も思い出せないけれど、
でも確かに○○先生がいる。
"この世で一番美しい夕日。"
"ずっとお慕い申しておりました。"
・・・最後の急患だけは余計だった気もしますが、
でも綺麗な最終回でした。
「JIN-仁- 完結編」この他のエントリーです。
第1話・第2話・第3話・第4話・第5話・第6話・第7話・第8話・第9話・第10話
「JIN-仁-」(前回シリーズ)のエントリーです。
第1話・第2話・第3話・第4話・第5話・第6話~第10話・第11話(最終話)
江戸では西郷を中心とする新政府軍と
「彰義隊」を名乗る徳川家に仕えていた旧政府軍(旗本たち)の間で
大きな争いが起きようとしていた。
仁は会津に向かう松本良順から
江戸が総攻撃にあった際の西洋医学所への指図を頼まれる。
頭痛は酷くなり手足に震えが出てきた仁は
残された時間に限りがあることを意識し、
自分の医学の知識を残さず仁友堂の医師たちに引き継ぎ、
死後は自分を解剖するようにと話す。
恭太郎は勝からフランスへの留学を推薦されるが、
坂本龍馬暗殺のきっかけを作ってしまったこと、
旗本としての自らの進むべき道を悩んでいた。
そして新政府軍が「彰義隊」に攻撃を仕掛けると聞いた恭太郎は、
ある決意を胸に家に戻る。
自分が会津に旅立った後の西洋医学所医学所を
仁(大沢たかお)に託す松本良順(奥田達士)。
仁の求めに応じ野戦病院に現れ、
治療に参加した医学館の多紀元琰(相島一之)。
前回シリーズから積み上げてきた本道と蘭方のエピソード。
"本道の先生方と蘭方の医者が手を取り合って。"
咲(綾瀬はるか)のこの一言で、
憑き物が取れたように自分を取り戻す恭太郎(小出恵介)。
一方で助けられた身体で足を引きずって、
命を捨てるために行く榊原(津田寛治)の姿が
痛々しくまた哀れでした。
揚げ出し豆腐は咲の方が上と言われて、
恭太郎を睨む栄(麻生祐未)(苦笑)。
恭太郎の手紙に呆然とし、
上野に向かおうとする咲を呼び止め、
"お前まで行かないでおくれ"と懇願。
そして感染症が悪化する咲を見舞って欲しいと言われ、
"自分の足で帰ってくるように"と言い放ち、
"自分が姿を見せたら咲が(自分の病状を)悟ってしまう"と
涙をこぼし・・・。
そして仁のタイムスリップの真相。
咲の病気の特効薬と知りアンプルを探し回るご一同。
・・・橘家ならお掃除もきちっとしていたはずですし、
江戸の街中・・・6年も落ちていたままですか?(苦笑)
あの日の急患が倒れていた場所を思い出してタイムスリップ。
現代に戻って重傷を負って救急車で病院に運ばれ、
南方医師の執刀で胎児方腫瘍を摘出。
包帯男となってアンプルと救命セット、ホルマリン君を持って
非常階段に。
追ってくる南方医師ともみ合うようになり
ホルマリン君が手から離れ・・・南方医師とともに転落、
姿は消えてしまった。
残された仁は・・・。
意識が戻ってみれば仁は着物ではなく洋服姿。
腫瘍は普通の良性のもので胎児型などではない。
執刀したのは杉田(戸次重幸)。
戻ってきた今はかつていたではない。
江戸での6年間・・・でも時間の進み方も違う。
未来(中谷美紀)が眠っているはずの病室には
見知らぬ患者の名前。
現代(本来の世界)に戻って腫瘍を摘出しても、
咲を助けることは適わない、
これから身元不明の人間として生きていくしかないのなら
これ以上の悲劇はないと思っていましたが、
ホルマリン君が時空を超える時に辻褄は合わせていくらしい。
タイムスリップも歴史の書き換えも
タイムパラドックスも龍馬(内野聖陽)の声も
野口(山本耕史)解説で一応納得。
ただ、第一シリーズで何度も出てきた万華鏡。
歴史が変わる象徴だと思っていたけれど、
案外並行した時間軸を移動したのかなーと。
途中から未来の写真が消えたのもそのせいかなーとも。
発見より前に日本に土着のものとして使われていたペニシリン。
幕末から近代に"仁友堂"の名は刻まれ、
佐分利祐輔(桐谷健太)、山田純庵(田口浩正)、
福田玄孝(佐藤二朗)らも写真とともに。
そして橘家一家4人での写真。
生死を彷徨った咲は恭太郎が拾ったアンプルで助かった。
船中九策実現に奔走した恭太郎は
回顧録を書いているくらいですから一角の人になったのでしょう。
独り身を通した咲の血の繋がらない孫?(曾孫?)から、
揚げ出し豆腐が好きな仁に手渡された手紙。
・・・これが第一話の冒頭なのですね。
あの時代に南方仁が生きていたことは証明できない。
龍馬と映した写真から姿は消えている。
佐分利や山田、福田ももう一人の先生はいないと言ったらしい。
でも咲の記憶には・・・確かに自分がいる。
顔も名前も思い出せないけれど、
でも確かに○○先生がいる。
"この世で一番美しい夕日。"
"ずっとお慕い申しておりました。"
・・・最後の急患だけは余計だった気もしますが、
でも綺麗な最終回でした。
「JIN-仁- 完結編」この他のエントリーです。
第1話・第2話・第3話・第4話・第5話・第6話・第7話・第8話・第9話・第10話
「JIN-仁-」(前回シリーズ)のエントリーです。
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