「相棒 season 5」第17話
ファッション界の女王のパーティー。
絵画のコレクションとグラスマーカーとハムスター。
第17話『女王の宮殿』ネタバレです。
絵画のコレクションとグラスマーカーとハムスター。
第17話『女王の宮殿』ネタバレです。
![]() | 相棒 season 5 DVD-BOX 2(6枚組) 水谷豊 寺脇康文 鈴木砂羽 高樹沙耶 ワーナー・ホーム・ビデオ by G-Tools |
・・・「相棒」ビギナーの私が思うに、
ふたりの右京さんがいると思うんですよ。
警察や権力や不正に立ち向かう硬派な右京さんと
好奇心と洞察力の固まりの右京さん。
ベートーヴェンの「悲愴」にドヴォルザークの「スラヴ舞曲」、
ラヴェルの「ボレロ」に「亡き王女のためのパヴァーヌ」etc.と
私でも知っている名曲に彩られて今回は名探偵右京。
第17話『女王の宮殿』
脚本:戸田山雅司 監督:和泉聖治
ゲスト:大空眞弓
容疑者の自供により山中を捜索している・・・はずが、
それは嘘だったらしく捜査員は全員撤収。
しかし、右京と薫は伊丹の嫌がらせで置いてきぼりにされてしまう。
降り出した雨と夕闇の中、ふたりは一条モナミの屋敷にたどり着く。
雨宿りをさせてもらいつつ、偶然開かれていたパーティーに出席する。
グラスマーカーがついたグラスを手に会場を見回すと、
モナミの娘たちなど出席者の誰もが
ファッション界の女王・モナミのご機嫌をとっている。
そんな中、右京と薫はモナミの孫タケルから
逃げたペットのハムスターの捜索を頼まれる。
鑑識さんに捜査課総動員&特命課がどこかの山中を掘っている。
容疑者だか被告だかが新たに自供したために
せっせと仏様を探しているらしいのですが・・・。
容疑者だか被告だかの口から出任せだったらしく即刻全員撤収。
・・・でも右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は置いてけぼり。
事情がわからないふたりと
帰りの車にふたりがいないことに気付いた"トリオ・ザ・捜一"。
薫からの電話に・・・携帯を見て固まるイタミン(川原和久)。
三浦(大谷亮介)曰く"出ねえのかよ?"
芹沢(山中崇史)曰く"多分邪悪なこと考えてますか?"
「お掛けになった電話は現在使われておりません。」
「そんなダミ声のオペレーターいねぇよ!」
言い返され一瞬ひるんだイタミンは
今度は電波障害のモノマネで押し通してしまいました(ノ_-;)ハア…
ねえ、引き返しましょうよ~。
・・・というか圏外ではないんですね。
いえ、知人がauもドコモもギリギリ、
ソフトバンクは全然ダメ・・・という某所の住人だもので。
それにしても右京さんは動じない。
最終のバスが行ってしまっていると知っても
タクシーを呼んでも一時間かかると聞いても
雨が降り出しても途中で見かけた車に無視されても。
大きな葉っぱ(木の枝?)を傘代わりに早足で歩く右京と薫。
大きなお屋敷に着いた時にはもう真っ暗。
・・・同じ時間をかければ人里までたどり着けたんじゃ・・・。
お屋敷の女主人はファッション界の女王・一条モナミ(大空眞弓)。
雨宿りをお願いするついでにパーティーに飛び入り参加。
・・・右京さんの博識ぶりに私はすっかり薫状態。
立食パーティーの(規模にもよりますが)"ご歓談"では
フタケタのグラスがテーブルを出入りする事になります。
サンドイッチをつまんでテーブルを見ると
どれが自分のグラスかもうわからない。
・・・ということで登場するのが今回紹介するグラスマーカー。
グラスの飲み口や足にひっかけてマイグラス識別に使うのだそうで、
ドラマに出てきたのはワイングラスの足に着けるタイプ。
金銀2色の十二星座を模しているのですね。
とは言え、好奇心旺盛な右京とパーティーに場違いな薫。
モナミの孫タケル(中村咲哉)から逃げ出したハムスター、
・・・タケル曰く親友のアルジャーノンの捜索を依頼されることに。
・・・このチビお子様が
ダニエル・キイスを愛読しているとは思えませんが。
ところがハムスターもといアルジャーノンの写真を撮ったカメラマンも
ハムスターもといアルジャーノンに野菜を分けてくれたキッチンの使用人も
ハムスターもとい\(`o'") コラーッ!アルジャーノンを知らないと言う。
結局屋敷中を探し回る右京と薫は出席者たちの目的を知ることになる。
・・・どいつもこいつも女王のお金目当て。
右京の話し方とか態度が亡き夫に似ていると言い出すモナミ。
右京と薫は客の一人で画商の服部(下元史朗)から
モナミの亡き夫が買い集めた絵画・・・通称一条コレクションについて
聞かされる。
今も大量の絵が屋敷にあるらしいが、
モナミが秘密の保管庫にしまってしまい今は見ることが出来ないと。
・・・で出席者の名前と肩書き(職業)と腹の内がずらりと紹介されて
こんなに覚えきられません ヘ(゚ο°)ノキャー!! と思いきや、
・・・いえ、覚えられる方は覚えて下さって良いのですけど。
その画商さんは高級ライターを失くしたらしい。
タケルの父は腕時計がないと騒いでいる。
そこで右京さんの出番。
・・・人数合わせと言われてさっぱりわからなかったのですが、
主催者のモナミと飛び込みの右京と薫を除いて突き合わせると
"モナミの遠縁で高校で教鞭をとっていた加藤"も、
"かつて一条に世話になったホテルの支配人"も
"テレビ局のプロデューサー"も会話にしか出てこなかったのですね。
パーティーで右京たちにグラスを渡してくれた山本さんは
ライターに腕時計にカメラに小型TVと背広のポケットにお隠しで。
本名は棟方という窃盗の常習犯でした。
連行される棟方はハムスターを保管庫の前で見かけたという、
・・・そこにはモナミが怖い顔をしていたと。
さすがは右京さん、
ハムスターを探しながら出席者を指折り数えていた・・・はずはなく、
例のグラスマーカーが付いたグラスは24個。
引き算すれば主席者は19人 \(^O^)/(*^_^*)\(^O^)/ おみごとー♪
・・・タケルのプラスチックのコップを見てまた引き算。
もう一人の見知らぬ客の存在に慌てる右京 Σ(゚Δ゚*)
屋敷の裏側に止められていたのは
降り出した雨の中で右京と薫が見かけた車。
米沢(六角精児)に車の番号を照会すると
恐喝の前科があるフリーライターと判明。
米沢さんはふたりの居場所に興味津々。
・・・だって捜索から帰ってこないしねぇ。
突然七輪と木炭の話・・・慌てる右京さんとさっぱり着いていけない私。
モナミの王国はいつから落日の王国になったんでしょうね。
経営面でスタッフに恵まれなかったのでしょうか。
ブランドイメージを保とうとコレクションを切り売りし、
キャビアにスコッチとうわべを飾り、
"私の王国は滅ぶ"・・・と嘆きながらそれでも王国を守ろうとした女王。
哀れで愚かで悲しくてこっけいで・・・。
右京の説得・・・というより懇願。
保管庫には意識不明になっていたフリーライター。
早速薫に窓を開けさせワインで木炭の火を消す右京。
「生まれて初めて人を殺そうとした日に、
主人に良く似たあなたが現れてそれを止めてくれた。」
ラスト、女王と腕を組んで去っていく右京さん。
薫はおつきの人みたい。
ところで・・・あんな小さな身体なのにハムスターの生命力って凄いのね。
ふたりの右京さんがいると思うんですよ。
警察や権力や不正に立ち向かう硬派な右京さんと
好奇心と洞察力の固まりの右京さん。
ベートーヴェンの「悲愴」にドヴォルザークの「スラヴ舞曲」、
ラヴェルの「ボレロ」に「亡き王女のためのパヴァーヌ」etc.と
私でも知っている名曲に彩られて今回は名探偵右京。
第17話『女王の宮殿』
脚本:戸田山雅司 監督:和泉聖治
ゲスト:大空眞弓
容疑者の自供により山中を捜索している・・・はずが、
それは嘘だったらしく捜査員は全員撤収。
しかし、右京と薫は伊丹の嫌がらせで置いてきぼりにされてしまう。
降り出した雨と夕闇の中、ふたりは一条モナミの屋敷にたどり着く。
雨宿りをさせてもらいつつ、偶然開かれていたパーティーに出席する。
グラスマーカーがついたグラスを手に会場を見回すと、
モナミの娘たちなど出席者の誰もが
ファッション界の女王・モナミのご機嫌をとっている。
そんな中、右京と薫はモナミの孫タケルから
逃げたペットのハムスターの捜索を頼まれる。
鑑識さんに捜査課総動員&特命課がどこかの山中を掘っている。
容疑者だか被告だかが新たに自供したために
せっせと仏様を探しているらしいのですが・・・。
容疑者だか被告だかの口から出任せだったらしく即刻全員撤収。
・・・でも右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は置いてけぼり。
事情がわからないふたりと
帰りの車にふたりがいないことに気付いた"トリオ・ザ・捜一"。
薫からの電話に・・・携帯を見て固まるイタミン(川原和久)。
三浦(大谷亮介)曰く"出ねえのかよ?"
芹沢(山中崇史)曰く"多分邪悪なこと考えてますか?"
「お掛けになった電話は現在使われておりません。」
「そんなダミ声のオペレーターいねぇよ!」
言い返され一瞬ひるんだイタミンは
今度は電波障害のモノマネで押し通してしまいました(ノ_-;)ハア…
ねえ、引き返しましょうよ~。
・・・というか圏外ではないんですね。
いえ、知人がauもドコモもギリギリ、
ソフトバンクは全然ダメ・・・という某所の住人だもので。
それにしても右京さんは動じない。
最終のバスが行ってしまっていると知っても
タクシーを呼んでも一時間かかると聞いても
雨が降り出しても途中で見かけた車に無視されても。
大きな葉っぱ(木の枝?)を傘代わりに早足で歩く右京と薫。
大きなお屋敷に着いた時にはもう真っ暗。
・・・同じ時間をかければ人里までたどり着けたんじゃ・・・。
お屋敷の女主人はファッション界の女王・一条モナミ(大空眞弓)。
雨宿りをお願いするついでにパーティーに飛び入り参加。
・・・右京さんの博識ぶりに私はすっかり薫状態。
立食パーティーの(規模にもよりますが)"ご歓談"では
フタケタのグラスがテーブルを出入りする事になります。
サンドイッチをつまんでテーブルを見ると
どれが自分のグラスかもうわからない。
・・・ということで登場するのが今回紹介するグラスマーカー。
グラスの飲み口や足にひっかけてマイグラス識別に使うのだそうで、
ドラマに出てきたのはワイングラスの足に着けるタイプ。
金銀2色の十二星座を模しているのですね。
とは言え、好奇心旺盛な右京とパーティーに場違いな薫。
モナミの孫タケル(中村咲哉)から逃げ出したハムスター、
・・・タケル曰く親友のアルジャーノンの捜索を依頼されることに。
・・・この
ダニエル・キイスを愛読しているとは思えませんが。
ところが
結局屋敷中を探し回る右京と薫は出席者たちの目的を知ることになる。
・・・どいつもこいつも女王のお金目当て。
右京の話し方とか態度が亡き夫に似ていると言い出すモナミ。
右京と薫は客の一人で画商の服部(下元史朗)から
モナミの亡き夫が買い集めた絵画・・・通称一条コレクションについて
聞かされる。
今も大量の絵が屋敷にあるらしいが、
モナミが秘密の保管庫にしまってしまい今は見ることが出来ないと。
・・・で出席者の名前と肩書き(職業)と腹の内がずらりと紹介されて
こんなに覚えきられません ヘ(゚ο°)ノキャー!! と思いきや、
・・・いえ、覚えられる方は覚えて下さって良いのですけど。
その画商さんは高級ライターを失くしたらしい。
タケルの父は腕時計がないと騒いでいる。
そこで右京さんの出番。
・・・人数合わせと言われてさっぱりわからなかったのですが、
主催者のモナミと飛び込みの右京と薫を除いて突き合わせると
"モナミの遠縁で高校で教鞭をとっていた加藤"も、
"かつて一条に世話になったホテルの支配人"も
"テレビ局のプロデューサー"も会話にしか出てこなかったのですね。
パーティーで右京たちにグラスを渡してくれた山本さんは
ライターに腕時計にカメラに小型TVと背広のポケットにお隠しで。
本名は棟方という窃盗の常習犯でした。
連行される棟方はハムスターを保管庫の前で見かけたという、
・・・そこにはモナミが怖い顔をしていたと。
さすがは右京さん、
ハムスターを探しながら出席者を指折り数えていた・・・はずはなく、
例のグラスマーカーが付いたグラスは24個。
引き算すれば主席者は19人 \(^O^)/(*^_^*)\(^O^)/ おみごとー♪
・・・タケルのプラスチックのコップを見てまた引き算。
もう一人の見知らぬ客の存在に慌てる右京 Σ(゚Δ゚*)
屋敷の裏側に止められていたのは
降り出した雨の中で右京と薫が見かけた車。
米沢(六角精児)に車の番号を照会すると
恐喝の前科があるフリーライターと判明。
米沢さんはふたりの居場所に興味津々。
・・・だって捜索から帰ってこないしねぇ。
突然七輪と木炭の話・・・慌てる右京さんとさっぱり着いていけない私。
モナミの王国はいつから落日の王国になったんでしょうね。
経営面でスタッフに恵まれなかったのでしょうか。
ブランドイメージを保とうとコレクションを切り売りし、
キャビアにスコッチとうわべを飾り、
"私の王国は滅ぶ"・・・と嘆きながらそれでも王国を守ろうとした女王。
哀れで愚かで悲しくてこっけいで・・・。
右京の説得・・・というより懇願。
保管庫には意識不明になっていたフリーライター。
早速薫に窓を開けさせワインで木炭の火を消す右京。
「生まれて初めて人を殺そうとした日に、
主人に良く似たあなたが現れてそれを止めてくれた。」
ラスト、女王と腕を組んで去っていく右京さん。
薫はおつきの人みたい。
ところで・・・あんな小さな身体なのにハムスターの生命力って凄いのね。
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